テイストの変化を楽しむ~客間編
今日もお疲れ様です。
都内勤務のサラリーマン、ヨージです。
前回までに1階については
玄関ホールとそれにつながる導線をメインクロスの白寄りのグレーで合わせましたが、
扉を付けた先の各個室については少し変化を付けました。
本日はそのうち、客間について記載します。
ヨージ家のコンセプトは「眺望を活かす」と「開放感」です。
↓海が見える家の最新間取りが記載された記事はこちら
客間の床材を検討する
客間は将来子どもが増えて子ども部屋が2つ必要になる可能性を想定して、
つくりは洋室にしてリフォームしやすいように設計いただいたのですが、
子どもが増えない限りは客間として利用するため、内装は和室っぽく、
畳を敷きたいと考えていました。
IC(インテリアコーディネーター)さんに
「おしゃれな和室の施工事例でよく見かける
正方形の格子柄みたいな畳がいいんですけど・・・」
と相談すると、
「あれ、実際には同じ色の畳を敷き詰めているのですが、
市松模様のように見えるんです。おもしろいですよね。」
とのこと!
ヨージがイメージしていた畳は畳縁のない半畳タイプのもの。
実際の畳は琉球畳というそうですが、
ICさんにお勧めされたのはDAIKENのインテリア畳で色バリエーションもたくさんありました。
通常の畳だと気になりそうな水やダニなども対策されており、耐久性もあるとのこと。
いいな、と思いつつ、ふと前にアドヴァンショールームでみて気になっていた床材のことが思い浮かびました。
BOLONという水に強く耐久性がすごいという床材です。
見た目も超カッコイイ!と思って印象に残っていたので、
この床材の採用可否についてICさんに相談してみると、
「採用はできるのですが、施工費が結構高いと思います・・・」
な、なるほど。
ということで、客間に施工費を大量にかけれるほど予算の残されていない海が見える家でのBOLON採用は却下。
ICさんにお勧めいただいた通り、DAIKENのインテリア畳を採用しました。
客間はクロスでテイストの変化を楽しむ
クロスのサンプルブックを確認しながら、和室のイメージを膨らましていると、
黒の和紙っぽいクロスがかっこいいな・・・と目に留まりました。
エントランスが真っ白なので、
あえて客間は真っ黒にしたら変化があっていいかも?
と思ったこと。
また、以前の記事で「庭木を部屋から見たい部屋の照明計画」を考えた時に、
”客間”もその対象エリアとしていたのですが、
参考にしていた本で、
夜に外のライトアップした庭木をきれいにみるために、
できるだけ部屋の中を窓に映りこませないためにクロスも暗めがベター、
ということが書いてあったこともあり。
客間のクロスは黒をベースに考えることにしました。
客間の建具とカーテンでコーディネートする
クロスが黒で和室としてはかなり個性的なので、
周辺の建具や畳の色を柔らかくして、落ち着いた雰囲気にコーディネートしたいと考えました。
畳はグリーン系で、「清流16若葉」という色に。
建具はメープル系の色にしました。(三菱地所ホームオリジナル)
↓3Dイメージ。素人作成なので、クオリティはご容赦を。
ちなみに、和室は庭に出る導線を確保するために掃き出し窓を採用していたのですが、
隣家に接しているのでプリーツスクリーンを設置することを想定して、
最終的なカラーバランスを整えた方がいいな・・・と思い。
畳や建て具と合わせてプリーツスクリーンも暖色系を選択することを想定。
照明計画で吊押入れ下に間接照明を設置することにしていたので、
吊押入れ下はインテリア小物を飾ることを想定して、
プリーツスクリーンで想定している色味に合わせたアクセントクロスを選択。
畳両端の余りのスペースはタモ材のフローリングを採用しました。
真っ白なエントランスとのつながりを意識する
和室は真っ白でつくったエントランスに繋がっている部屋なので、
当然入口の引き戸扉は白です。
客間のクロスは黒なので、扉だけ白くなるのも変だな、と思いました。
ということで扉側の壁は一面メインクロスと同じ白寄りのグレーのクロスを採用。
逆アクセントクロス!になって、かっこいいな、と思ったのと、
畳やその他床材、建具、プリーツスクリーンを暖色系でそろえたので、
ヨージ的にはそんなに色の違和感がないイメージになりました。
ICさんはヨージの一連の客間のカラーコーディネートの様子を見て、
「ヨージさんは一般的な和室の雰囲気では満足できないんですね・・・」
と言っていましたが・・・。
日常的に利用しない空間で遊びの要素を入れる
客間は日常的にヨージが直接利用することを想定していないので、
はじめはあまりこだわりがなかったのですが、
考えるうちにあれよあれよと思いが詰まった空間に。
- 照明計画
- 外構計画(特に庭木や照明)
- 床材
- クロスや建具の色・種類
- カーテンのイメージ
- etc...
等々。トータルバランスを踏まえつつ内装を確定していきました。
日常的に利用しない空間だからこそ、
遊びの要素を入れてテイストの変化が楽しむのもいいな、と思いました。
実際に居住している今はかなりお気に入りの部屋になって
毎日客間から庭を愛でています(笑)
それでは。