配線計画を確定する~スイッチ編
今日もお疲れ様です。
都内勤務のサラリーマン、ヨージです。
前回は照明計画の終盤戦で、配線計画のコンセントについて検討しました。
本日はスイッチについて考えます。
↓前回コンセントについて検討した記事はこちら
スイッチ位置確定に向けた検討ポイント
前回に引き続き、設計士さんに用意いただいた「電気配線図」を見ながら、
あーでもないこーでもないを繰り返しました。
ヨージがスイッチ位置を検討する際に考慮したポイントはこちらです。
【前提】スイッチはできるだけ集約する
スイッチ位置を検討するときに、まずはベースの考え方を確認しました。
コンセントと同様、ヨージはスイッチが表に出すぎると「生活感」を感じたので、
できるだけ位置を集約し、目立たないところに配置したいな、と考えていました。
スイッチニッチを設置するなど、工夫されている施工事例をたくさん見て、「いいな~」などと妄想しながら検討を進めました。
集約ポイント:玄関ホール
玄関ホールは今までの検討で、
- 玄関開けて入ってきた時に扉だらけにならないように間取りを設計
- 真っ白な内装にして開放感を演出
といった数々の工夫をしてきたエリアです。
その玄関ホールにスイッチをバラバラと置きたくない!と思い、
玄関開けて入ったときに視界に直接はいらない、
子ども部屋と客間の扉がある凹部分にスイッチ集約エリアを設けることにしました。
一方、スイッチを集約した結果、生活しづらくなったら元も子もないので、
そのあたりはバランスが必要でした。
そこで、玄関ホールに設置が必要なスイッチの種類を洗い出して検証してみました。
- 玄関ホール照明…人感センサー照明を設置するため、基本的に利用しないスイッチ。スイッチ位置問題なし。
- 門灯…明暗センサー照明を設置するため、基本的に利用しないスイッチ。スイッチ位置問題なし。
- 階段…階段上り下りの際に利用するスイッチのため、スイッチ位置問題なし。
- 玄関開錠ボタン…玄関近くで利用する想定のボタン。特に問題なし。
ということで問題なしです!
集約ポイント:2階リビング
2階は本当に悩みました・・・
まず、一番初めに考えたのは、
「階段上がってきたところのファーストビューにスイッチを置きたくない」
でした。
ただ、上記の要望をかなえるには、
「階段上がった後に照明を消す」「2階ホールの照明をつける」
のためのスイッチの場所を不便過ぎない程度に集約するエリアを検討する必要がありました。
候補に挙がったのは、2階ホールからリビングエリアに入ってすぐ右手の壁。
ヨージ家は全員利き手が右だし、生活するうえで直接この壁に視線が注目することはないだろう・・・と設定した場所でした。
このエリアに、上記の階段・2階ホールの照明スイッチ+リビング照明スイッチを集約することにしたのですが、
リビング照明は、ヨージ家の生活の都合上、
「ヨージは夜は暗めの照明が好き」
「妻・子どもは明るい部屋が好き」
というのを両立させる必要があり。
間接照明部分とダウンライト部分は下記の仕様としました。
- 別々にスイッチを設置してON・OFF切替
- それぞれ調光機能をつけてシーンによって明るさを変更
バルコニー照明にも照明スイッチを設けて、夜はバルコニーに設置予定の植栽も楽しめるように、照明をコントロールできるようにしました。
全部で5つのスイッチ(+調光用のツマミ2つ)をスマートに設置するために、
3連のスイッチプレートを利用してもらうことにしました。
集約ポイント:ダイニング
ダイニングはスイッチを設置してOK!と思える場所がなかなかありませんでした。
最終的には、ニッチの隣のスペースに配置したのですが、
ニッチには飾り棚などを設置してインテリアを楽しみたいなーと思っていたので、
そのニッチの隣の壁にスイッチがあると、かっこ悪いんじゃないか!?ととてつもなく悩みました。
でも・・・何度も妄想で導線シミュレーションを繰り返した結果、
ダイニングエリア入ってすぐの所にスイッチがないと生活が不便すぎる、と考え、
この部分にダイニングエリアに関係するスイッチを配置しました。
集約ポイント:2階ホール
2階は生活の中心となるため、インターホンやエコキュートのスイッチなども設置する必要がありました。
が、これらのスイッチは結構大きくて分厚く、存在感ありますよね。
ダイニングの集約ポイントは生活する中で視界に入りやすい場所だったので、
これらのスイッチを設置するにはどうしても違和感があったこと、
一方、これらのスイッチはダイニング・リビングいずれにいる時にも利用する可能性があり、効率的な生活導線を考えたかったことから、
悩んだ結果、ダイニング寄りの2階ホールの壁に設置することにしました。
各個室は原則入ってすぐ右手にスイッチを
玄関ホール・2階LDK以外の各個室については、
原則入ってすぐ右手のエリアに照明スイッチを設置しました。
各個室は扉を奥に押して入る形式にしていたのでで、
その扉と被らない場所を意識しました。
例外はトイレと洗面ルームのスイッチです。
トイレは各個室と逆に扉を引いて入る形式にしていたので、
1階はトイレに入る前に照明がつけられるようにトイレのすぐ外にスイッチを。
2階は壁スペースの問題でトイレ入ってすぐ左側の場所にスイッチを配置しました。
洗面ルームには浴室と洗面ルーム両方のスイッチを基本1か所に集約したので、
2つの部屋の真ん中にあたる柱部分にスイッチを配置しました。
ちなみに、寝室などベッドで寝ながら照明を消すことを想定して
リモコン付きの照明スイッチを検討する方もいるかと思います。
ヨージも少しだけ検討しましたが、
当時住んでいた海が見えるマンションの寝室がリモコン付きの照明で。
ヨージがズボラで、いかんせん毎日寝る直前に寝ぼけながら電気を消すので、
翌日「あれ、リモコンどこいった?」となってしまい、
そこまで部屋が広いわけでもないので結局スイッチをベッドから起きて消しに行く・・・ということをしていたので、
海が見える家ではリモコンはいいか・・・となってしまいました。(苦笑)
客間や子ども部屋はシーリングライトにしたので、どうしてもというときはリモコン付きの照明を購入して取り付けることでこの問題を解決しようかと思っています。
また、照明スイッチの色についてはコンセントと同様、
基本的に三菱地所ホームさんのカタログで指定できる白を基本にしましたが、
客間だけはメインクロスが黒なので、スイッチの色も黒に変更しました。
思わぬ検討の落とし穴
スイッチやコンセントについて、必死で検討して、設計士さんたちと一緒に
- 電気配線図をみながら、どの照明がどのスイッチに繋がっているかを間違えないように何度もチェック
- 棟上げの時に最終的な場所を現地で確認する
等、かなり慎重に進めてきました。
が!!
実際に入居してみて、なにか違和感があるものがありました。
それは・・・
全館空調のコントローラーの位置!
いや、スイッチの配線計画を考えた時、うっすら話は出てた記憶はあるんだけど
ヨージは電気配線図でスイッチを表す記号ばかりを確認していて、
全館空調のコントローラーを示す記号を、ちゃんと見てなかったんですよ・・・
全体で見たら1か所なのですが、
「なんでここにしたんだっけ!!??」
と思う場所があったので・・・
電気配線図に記載されている記号はちゃーんと全部理解して
くまなくレビューすることをお勧めします!という話でした。
それでは。