外観・内観を整える
今日もお疲れ様です。
都内勤務のサラリーマン、ヨージです。
前回に引き続き、外装・内装検討も終盤戦。
本日は検討の仕上げとして、屋根・ドア・窓枠等の細かい部位を決定します。
最終的な外観イメージを確定する
外観に関しては、以前の記事で外壁の色を「白」にする、と確定しましたが、
外壁の色以外に外観イメージに影響する部分に下記があるかと思います。
- 屋根
- 窓枠
- 玄関ドア
- エクステリア
↓外壁の色を決定した記事はこちら
ヨージはモダンな外観に憧れていたのですが、
そのせいなのか、なぜか検討当初から
屋根・窓枠・玄関ドアは黒!
と感覚的に決めており、まったく迷いがありませんでした。
屋根は海が見える家の形の問題で、地上からほぼ見えないので、
品番も基本的には設計士さんにお任せ。
玄関ドアも一番シンプルなんじゃないかと思われる黒のプレーンなものにしました。
ちなみに、エクステリアは外構検討のタイミングで考える、ということで検討タイミングを後ろ倒しました・・・
外装付帯部にデザインを邪魔させない
外装には、屋根や玄関ドアといったものだけでなく、
雨樋、軒天、雨戸など付帯部があります。
これらが変に目立たないように、
屋根や窓に付帯するものは黒、
雨樋などの外壁に付帯するものは白、と色を合わせました。
これらもこだわり始めると、そりゃ高いものの方がデザイン的には良いのですが、
海が見える家の優先度的にはあまりお金をかけすぎたくなかったので、
雨樋は丸型じゃなくて角型がいい、と指定した程度で
設計士さんに品番自体はお任せしました。
窓枠の内観色は部屋ごとのテイストに合わせる
素人のヨージは、
窓枠は基本的に外観と内観で同じ色になるんだと思っていたのですが、
外観と内観で色を変えれるということを知り、
各部屋ごとの窓枠の色を精査することにしました。
メインクロスを貼った2階LDKや玄関ホールは内観の窓枠も黒で指定したのですが、
テイストを変えた以下の部屋たちは少し変えてみました。
【客間】
メインクロスが黒に建具がメイプルのテイストなので、
窓枠もナチュラル系の色のプリーツスクリーンを後付けすることを想定して
ナチュラル色にしました。
【洗面ルーム・浴室】
玄関ホールから地続きのエリアだったので、
玄関ホールの真っ白なテイストに合わせてクロスや洗面ボウルを選択していたため、
廻り縁や収納の扉なども合わせて、窓枠の内観も白に統一しました。
内装の細かい部位にも気を配る
内装には、ドアのハンドル・引手や収納の取手、床見切など
細かい部位の指定も必要です。
ヨージが個人的にこだわったポイントをご紹介します。
内装の細かい部位の色調を整える
細かい部位の色味は、基本的にツヤなしのシルバーで揃えました。
海が見える家で多く利用している白・グレー・黒という色調と
対峙した時にあまり目立たず馴染むように、という意図でした。
トイレの紙巻・リモコンの種類・場所
妻の要望で、携帯を置けるような台がついた形のものを指定しました。
女性は男性と洋服のポケット事情が違うのだな・・・と感じました。
紙巻は上記のルール通り、シルバーの色味のものを選んだのですが、
トイレのボタン類もシルバーにしたい・・・と考えて、シルバーのリモコンが選べるトイレの型を選び、指定しました。
ちなみに、紙巻やトイレのリモコンを設置する場所も、
そんなに広いトイレはないので、詰まった感じになって使い勝手が悪いと嫌だな・・・
と思い、何度も当時住んでいた海が見えるマンションでシミュレーションして、
ヨージ的に最も心地よい場所を指定しました。(笑)
洗面台のタオル掛け
海が見える家の洗面台は、
玄関ホールに上がってすぐの廊下の突き当りや、
2階上がってすぐの廊下の突き当りなど、
生活するうえで目に付く場所に配置されているため、
洗面台に掛けているタオルによって、生活感が出てしまうのが嫌だと感じていました。
そのため、目立たないように、
例えば視線の下の方にタオル掛けを設置するなどもできたのですが・・・
やはり今までの習慣からか、手洗い器のすぐ横にタオルがないと不便だと考えて、
一般的なタオルの高さになるようにタオル掛けを設置することにしました。
鍵を設置する内部扉
意外に忘れがち(ヨージだけ?)な内部扉の鍵の有無。
ヨージは検討当時、
設計図に記載されたこの記号をちゃんと確認しきれていなかったのか、
入居して「あれ!?」と思ったので、しっかり確認することをお勧めします。
当然、トイレや洗面室に繋がる内部扉は内側から鍵をかけられるようにするとして・・・
主寝室、子ども部屋、客間などの各個室について内部扉を設置するかどうかは
生活スタイルによるところが多いので、明確に指定することが重要ですね。
(自分に言ってますw)
外装や内装の検討が大量に決めることがあってバタバタしますが、細かい部分まで頑張って検討することで、後々の満足度が変わるところだと思います。
ヨージも素人なりに頑張って考えたので、現在も納得して海が見える家に住めています。
それでは。
インテリアを妄想して下地補強を検討する
今日もお疲れ様です。
都内勤務のサラリーマン、ヨージです。
前回までに配線計画も完了し、内装検討も終盤戦。
本日は地味に重要な、下地補強について考えます。
下地補強が重要な理由 ~ヨージの場合
そもそも、下地補強とは何か?ですが、
木造住宅の壁は比較的もろい素材の石膏ボードで主に作られているため、
家具など重いものを壁に設置したい場合に
壁を補強しておくことをいいます。
この下地補強に関して、ヨージは失敗経験があります。
以前ヨージが住んでいた海が見えるマンションに入居した直後、
「リビングにファン付きの照明をつけたいな・・・」
と思いました。
(海が見える家をご検討される方は取付けたい方多いのではないでしょうか)
しかし、ファン付きの照明はかなり重量があり、
普通の天井では取り付けられず、補強が必要だと言われてしまったのです!
(後から補強を入れるのは工事が必要)
そんなこともあり、壁だけに関わらず、家の中で「補強」が必要な部分をしっかり事前に検討することは、地味に見えて超重要!という気持ちがありました。
下地補強の検討に必要な妄想ポイント
そんなに補強が必要なら、全部補強してしまえ!
ということができればいいのですが、
コストのこともあるので、下地補強が必要な部分を精査する必要がありました。
とはいえ、将来的にどうしたくなるかわからない部分も多く、妄想しながら検討することになった部分も多くありました。
ヨージが検討の際に考えた妄想ポイントをご紹介します。
【妄想ポイント①】家具・家電を取付けたい箇所
ヨージは当時住んでいた海が見えるマンションから持込予定の家具があり、
そのうち、壁付けが必要な鏡が2点ほどあったので、
そういった家具の取付位置には補強をいれてもらいました。
また、海が見える家では、TVを壁付けにしていただいたので、
当然補強をいれていただきました。
と、ここまでは今ある家具・家電についての対応です。
これ以外に、今ない家具・家電についても補強を入れておくべき部分はないか?考えました。
(例)キッチンの吊戸棚エリア
以前の検討で、グラフテクトの吊戸棚を採用することはやめたものの、
自分たちで後からどんなものを設置するか?
このときは確定していなかったので、下地を入れたい範囲は超妄想・・・
3Dマイホームデザイナーを駆使しながらイメージを膨らまし、少しだけ広めに補強を入れていただきました。
(例)TVボード設置エリア
TVボードは持込予定家具の中に入っているのですが、
当時使っていたTVが55インチだったため、TVボードもそれに対応した大きさでした。
ただ、海が見える家ではTVが壁掛けになったことに伴い、
この大きさのTVボードいらないかも?ということもあり、
将来的なTVボードの買い替え、ひいては浮き収納にする可能性があるか?を考えて、補強を検討しました。
【妄想ポイント②】カーテンを取付けたい場所
海が見える家は2階はカーテン取付をやめることにしたのですが、
1階は主寝室・子ども部屋・客間に設置予定なので、カーテン設置予定位置に補強を入れる必要がありました。
しかし、特に主寝室について、カーテンを天井付けにするか、横づけにするかが決めきれませんでした・・・。
主寝室は1階の中で眺望が最も良い場所なので、天井を広く感じるようにしたい・・・と考えると天井付けかな…と思ったのですが、
カーテン自体は当時住んでいた海が見えるマンションで利用していたものがお気に入りだったので、それを仕立て直して利用しようかと考えており、
そうすると天井高が海が見える家の方が高いので、高さが合わず。
横づけにせざるを得ない・・・
みたいな細かいことを考え始めて決めきれず、横づけ・天井付けいずれも対応できるように両方補強を入れてもらいました・・・苦笑。
ちなみに、バーチカルブラインドにするかどうか等、カーテンの種類によっても補強を入れたい場所が変わると思われるので、はじめに検討が必要かと思います。
ヨージ家では主寝室・子ども部屋は普通のカーテン、客間はプリーツスクリーンを設置する前提で補強を検討しました。
【妄想ポイント③】重い照明を取付けたい場所
海が見えるマンション入居時の失敗を踏まえ、重い照明を取り付ける可能性がある場所を考えました。
照明計画でシーリングライトを予定した部分になりますが、今回はほとんどが持込予定の照明を設置することがわかっており、補強はいらない!とすぐ判断することができました。
将来的にも、シャンデリアみたいな重い照明は、
海が見える家のテイストでは多分つけないよね、とヨージ夫妻で合意しました。
【妄想ポイント④】重い楽器を設置する可能性がある場所
ヨージは趣味が音楽なので、必要に応じて補強を検討する必要があります。
特に、ヨージ家の持込予定家具の中に、電子ピアノがありました。
1階の子ども部屋に設置予定だったのですが、
今まだ小さい子どもが将来的に本格的にピアノを弾きたくなって
グランドピアノを弾きたい・・・なんてことになることはないか?
妄想したりしました(補強が必要になるので)。
まーそんなことは考えたって答えが出るものではないので、
少なくとも2階にグランドピアノを設置する可能性はないよね、
あったとしても1階に設置するだろうから、補強不要!と考えることにしました。
【妄想ポイント⑤】絵画等のインテリアを取付けたい場所
妄想ポイント①~④以外に、インテリアを将来的に壁付けしたくなる場所はないか?を考えました。
また、補強の検討に合わせて、
- 絵画などを設置したい場合はピクチャーレールを設置するか?
- 家の中で天井にハンモックをつけたくなる可能性はあるか?(重そうだから)
など、将来的にどんなインテリア等にする可能性があるか妄想してみたりしました。
この辺りは、正直「わからん!」という感じだったし、
絵画は軽いものであれば補強もいらないだろう、ということもあり、
各所に補強を入れる、ということはやめました。
下地補強をしっかり検討すると入居後も安心
現在、海が見える家に入居して、家具やカーテンを設置するときに
何度も「補強入ってますか??」と取付業者さんに質問されました。
「大丈夫です!入ってます!」
としっかり言えて、
下地の範囲内であれば家具の設置場所の微調整も行えたので、
本当にこのとき、検討してよかったな、と考えています。
それでは。
配線計画を確定する~スイッチ編
今日もお疲れ様です。
都内勤務のサラリーマン、ヨージです。
前回は照明計画の終盤戦で、配線計画のコンセントについて検討しました。
本日はスイッチについて考えます。
↓前回コンセントについて検討した記事はこちら
スイッチ位置確定に向けた検討ポイント
前回に引き続き、設計士さんに用意いただいた「電気配線図」を見ながら、
あーでもないこーでもないを繰り返しました。
ヨージがスイッチ位置を検討する際に考慮したポイントはこちらです。
【前提】スイッチはできるだけ集約する
スイッチ位置を検討するときに、まずはベースの考え方を確認しました。
コンセントと同様、ヨージはスイッチが表に出すぎると「生活感」を感じたので、
できるだけ位置を集約し、目立たないところに配置したいな、と考えていました。
スイッチニッチを設置するなど、工夫されている施工事例をたくさん見て、「いいな~」などと妄想しながら検討を進めました。
集約ポイント:玄関ホール
玄関ホールは今までの検討で、
- 玄関開けて入ってきた時に扉だらけにならないように間取りを設計
- 真っ白な内装にして開放感を演出
といった数々の工夫をしてきたエリアです。
その玄関ホールにスイッチをバラバラと置きたくない!と思い、
玄関開けて入ったときに視界に直接はいらない、
子ども部屋と客間の扉がある凹部分にスイッチ集約エリアを設けることにしました。
一方、スイッチを集約した結果、生活しづらくなったら元も子もないので、
そのあたりはバランスが必要でした。
そこで、玄関ホールに設置が必要なスイッチの種類を洗い出して検証してみました。
- 玄関ホール照明…人感センサー照明を設置するため、基本的に利用しないスイッチ。スイッチ位置問題なし。
- 門灯…明暗センサー照明を設置するため、基本的に利用しないスイッチ。スイッチ位置問題なし。
- 階段…階段上り下りの際に利用するスイッチのため、スイッチ位置問題なし。
- 玄関開錠ボタン…玄関近くで利用する想定のボタン。特に問題なし。
ということで問題なしです!
集約ポイント:2階リビング
2階は本当に悩みました・・・
まず、一番初めに考えたのは、
「階段上がってきたところのファーストビューにスイッチを置きたくない」
でした。
ただ、上記の要望をかなえるには、
「階段上がった後に照明を消す」「2階ホールの照明をつける」
のためのスイッチの場所を不便過ぎない程度に集約するエリアを検討する必要がありました。
候補に挙がったのは、2階ホールからリビングエリアに入ってすぐ右手の壁。
ヨージ家は全員利き手が右だし、生活するうえで直接この壁に視線が注目することはないだろう・・・と設定した場所でした。
このエリアに、上記の階段・2階ホールの照明スイッチ+リビング照明スイッチを集約することにしたのですが、
リビング照明は、ヨージ家の生活の都合上、
「ヨージは夜は暗めの照明が好き」
「妻・子どもは明るい部屋が好き」
というのを両立させる必要があり。
間接照明部分とダウンライト部分は下記の仕様としました。
- 別々にスイッチを設置してON・OFF切替
- それぞれ調光機能をつけてシーンによって明るさを変更
バルコニー照明にも照明スイッチを設けて、夜はバルコニーに設置予定の植栽も楽しめるように、照明をコントロールできるようにしました。
全部で5つのスイッチ(+調光用のツマミ2つ)をスマートに設置するために、
3連のスイッチプレートを利用してもらうことにしました。
集約ポイント:ダイニング
ダイニングはスイッチを設置してOK!と思える場所がなかなかありませんでした。
最終的には、ニッチの隣のスペースに配置したのですが、
ニッチには飾り棚などを設置してインテリアを楽しみたいなーと思っていたので、
そのニッチの隣の壁にスイッチがあると、かっこ悪いんじゃないか!?ととてつもなく悩みました。
でも・・・何度も妄想で導線シミュレーションを繰り返した結果、
ダイニングエリア入ってすぐの所にスイッチがないと生活が不便すぎる、と考え、
この部分にダイニングエリアに関係するスイッチを配置しました。
集約ポイント:2階ホール
2階は生活の中心となるため、インターホンやエコキュートのスイッチなども設置する必要がありました。
が、これらのスイッチは結構大きくて分厚く、存在感ありますよね。
ダイニングの集約ポイントは生活する中で視界に入りやすい場所だったので、
これらのスイッチを設置するにはどうしても違和感があったこと、
一方、これらのスイッチはダイニング・リビングいずれにいる時にも利用する可能性があり、効率的な生活導線を考えたかったことから、
悩んだ結果、ダイニング寄りの2階ホールの壁に設置することにしました。
各個室は原則入ってすぐ右手にスイッチを
玄関ホール・2階LDK以外の各個室については、
原則入ってすぐ右手のエリアに照明スイッチを設置しました。
各個室は扉を奥に押して入る形式にしていたのでで、
その扉と被らない場所を意識しました。
例外はトイレと洗面ルームのスイッチです。
トイレは各個室と逆に扉を引いて入る形式にしていたので、
1階はトイレに入る前に照明がつけられるようにトイレのすぐ外にスイッチを。
2階は壁スペースの問題でトイレ入ってすぐ左側の場所にスイッチを配置しました。
洗面ルームには浴室と洗面ルーム両方のスイッチを基本1か所に集約したので、
2つの部屋の真ん中にあたる柱部分にスイッチを配置しました。
ちなみに、寝室などベッドで寝ながら照明を消すことを想定して
リモコン付きの照明スイッチを検討する方もいるかと思います。
ヨージも少しだけ検討しましたが、
当時住んでいた海が見えるマンションの寝室がリモコン付きの照明で。
ヨージがズボラで、いかんせん毎日寝る直前に寝ぼけながら電気を消すので、
翌日「あれ、リモコンどこいった?」となってしまい、
そこまで部屋が広いわけでもないので結局スイッチをベッドから起きて消しに行く・・・ということをしていたので、
海が見える家ではリモコンはいいか・・・となってしまいました。(苦笑)
客間や子ども部屋はシーリングライトにしたので、どうしてもというときはリモコン付きの照明を購入して取り付けることでこの問題を解決しようかと思っています。
また、照明スイッチの色についてはコンセントと同様、
基本的に三菱地所ホームさんのカタログで指定できる白を基本にしましたが、
客間だけはメインクロスが黒なので、スイッチの色も黒に変更しました。
思わぬ検討の落とし穴
スイッチやコンセントについて、必死で検討して、設計士さんたちと一緒に
- 電気配線図をみながら、どの照明がどのスイッチに繋がっているかを間違えないように何度もチェック
- 棟上げの時に最終的な場所を現地で確認する
等、かなり慎重に進めてきました。
が!!
実際に入居してみて、なにか違和感があるものがありました。
それは・・・
全館空調のコントローラーの位置!
いや、スイッチの配線計画を考えた時、うっすら話は出てた記憶はあるんだけど
ヨージは電気配線図でスイッチを表す記号ばかりを確認していて、
全館空調のコントローラーを示す記号を、ちゃんと見てなかったんですよ・・・
全体で見たら1か所なのですが、
「なんでここにしたんだっけ!!??」
と思う場所があったので・・・
電気配線図に記載されている記号はちゃーんと全部理解して
くまなくレビューすることをお勧めします!という話でした。
それでは。
配線計画を確定する~コンセント編
今日もお疲れ様です。
都内勤務のサラリーマン、ヨージです。
前回までに大枠の内装検討が完了しました。
本日は照明計画の終盤戦、コンセント位置を考えます。
- コンセント位置確定に向けた検討ポイント
コンセント位置確定に向けた検討ポイント
配線計画、というとコンセントやスイッチの位置を検討していくことが主になります。
設計士さんに用意いただいた「電気配線図」(一般的な配置でコンセント位置や数も設置済)の図面を見ながら、
あーでもないこーでもないを繰り返しました。
コンセント位置は、インターネットでよく見る「注文住宅の後悔ポイント」といった記事・特集の中で必ずランクインされているので、ヨージも気を引き締めて検討に臨みました。
ヨージがコンセント位置を検討する際に考慮したポイントはこちらです。
【前提】コンセントは目立たないところに配置
コンセント位置を検討するときに、まずはベースの考え方を確認しました。
ヨージは戸建てに住んでいる先輩等から、
「コンセントは本当にたくさん設置していた方がいい!」
という話をもらっていました。
確かに、まだ建っていない家をどういう風に利用するかは、
生活開始してみないとわからないから、できるだけ多く、というのはアリです。
一方、ヨージは「コンセント≒生活感」を感じてしまうイメージがあり。
可能な限り日常生活の視界でコンセントが気にならないようにしたいなと考えていました。
ということで、目立たないところに、必要十分なコンセントを設置する!
を目指して検討することにしました。
【1】家電の位置を想定して配置する
まずは確実にコンセントが必要になる家電をリストアップして、コンセント位置を検討します。
①調理器具用コンセント@2階:家電棚
家電棚は3段構成を予定して、各段ごとにコンセントを設置です。
- 上段…オーブンレンジ用コンセント
- 中断…炊飯器・コーヒーメーカー・電子ケトル・ミキサーを想定したコンセント
- 下段…生ごみ処理機・ルンバ基地を想定したコンセント
②ルータ類用コンセント@2階:納戸
納戸には、配電盤含め、各種設定のための機材や掃除機を収納予定のため、コンセントをたくさん設置します。
- 上部:インターネットのルータ、全館空調のHEMS用のコンセント
(LANポート含む) - 下部:コードレス掃除機充電用のコンセント
③加湿器用コンセント@1・2階:ニッチ
寝室とDKにあるニッチは、冬に稼働予定の加湿器を配置することを想定して、コンセントを設置します。(ずっと空調を回してるので乾燥することを想定して。)
④掃除機・ルンバ基地用コンセント@1階:WIC
2階納戸だけでなく、1階にも掃除機があった方がいいかな・・・と思い、WICにもコードレス掃除機充電用&ルンバ基地用のコンセントを設置しました。
⑤ドライヤー用コンセント@1階:洗面
洗面スペースにはドライヤー利用を想定して、コンセントを設置しました。
鏡に付属しているのが理想でしたが、選択したサンワカンパニーの三面鏡はコンセントが付属していなかったので。(サンワカンパニーではコンセントが付属している品番もあります。)
⑥PC用コンセント@2階:スタディスペース
リモートワーク用に、PC等各ディバイスを想定したコンセントを設置しました。
⑦壁かけTV用コンセント@2階リビング
2階のTV設置スペースは壁かけにする予定だったので、TVの設置位置に合わせたコンセントと、持込予定のTVボードの位置に合わせたコンセントの設置が必要でした。
- 上部:TV用コンセント(LANポート含む)
- 下部:DVDプレーヤー用コンセント
なお、壁掛けTVについては、ちょっとした失敗があったのでご紹介します。
壁掛けTVはこんな感じでコンセントを設置するのが一般的だと思います。
↓立体図イメージ
ヨージもその想定で、検討当時は
- 持込予定のソファの座る位置からだと、どこにTVが配置されていると良いか?
- 持込予定のTVやTVボードの大きさはどれくらいか?
くらいを想定してコンセント位置を決めたのですが・・・
実際に海が見える家に住み始めて、TVを光回線で契約したのですが、
TVのあたりに光回線用のチューナー&LANポートが必要だと気付き。
ふかし壁裏の配線ホースに大量のコンセントやらLANケーブルを上に、下に通さないといけないことが発覚。
「こんな量、この細い配線用ホースに通せないよ・・・」
と涙涙で頑張って、ギリギリ必要な分の配線を通すことに成功したのでした・・・・。
壁掛けTVを予定している人は、将来契約しようとする地デジの接続方法も踏まえて、配線用ホースに何本くらいとおすことを想定するかを考えておくことをお勧めします・・・。
【2】家具・スタンドライトの配置を想定して配置する
せっかくコンセントを設置しても、家具で隠れて利用できないようだと困るので、図面に想定している家具を書き込んで、コンセントの位置を検討しました。
特に、スタンドライトを置くことが想定される位置は洗い出して、コンセントが漏れないように、と考えたりしました。
(最近はコードレス照明が増えてきたので、あまりいらないかもしれないですけどね)
この中で少しこだわったのは、エントランスの階段下照明用コンセントです。
エントランスにスケルトン階段を設置したので、せっかくなら照明を階段下において、エントランスに奥行を広く見せられるようにしたいと考えていました。
エントランスの照明はセンサーライトにして、帰宅時にスイッチを押さずに明るくなるようにしていたのですが、階段下照明も、そのセンサーに連動するように配線計画をたていただきました。
【3】生活導線をイメージして配置する
固定の位置でコンセントが必要にならなくても、生活する中でコンセントがあると便利な場所を想定して、コンセントを設置しました。
例えば、下記のような箇所です。
- 携帯を充電しながら寝たいので、寝室の枕元にコンセント設置
- 調理台で電化製品(ホームベーカリー等)を利用することを想定してコンセント設置
この中で少しこだわったのは、ダイニングのフロアコンセントです。
ヨージ家の場合、妻がダイニングテーブルでノートPCを使って仕事をすることが多かったのですが、壁に設置したコンセントにPCケーブルをつなぐと通路を遮ってしまうため、避けたいと思いました。
とはいえ、ダイニングテーブル脇にあるグラフテクトのキッチンには電源が付属していないので、どこにコンセントを設置すればよいか・・・
悩んだ結果、ダイニングテーブル脇にフロアコンセントを設置して、
PCケーブルを接続できるようにしました。
【4】クロスや将来購入予定の照明などに合わせて微調整
最後にコンセントの微調整を行いました。
客間の黒いクロスに合わせたコンセント
以前の記事で紹介した通り、客間のクロスを黒にしたのですが、
三菱地所ホームの標準のコンセントは白です。
客間ではあまりにも白のコンセントが浮いてしまうとのことで、
この部屋のコンセントだけは、黒に変更してもらいました。
キッチンのデザイン棚の照明を想定したコンセント?
もともと吊戸棚を想定していたキッチンのバックセット上のエリア。
検討の結果、グラフテクトで選択できる吊戸棚はやめたのですが、
この部分の別の活用方法を検討できておらず。
もし、デザイン棚にするのであれば、棚に照明を仕込ませて光らせてもかっこいいかと思っていたのですが、照明を入れたい場合は当然配線が必要です。
悩みに悩んだ結果、このエリアには照明を仕込むような棚を設置しない!と決めて、コンセント設置をやめました。
将来のアンプ収納庫を想定したコンセント
以前の記事で2階リビングにeco smartfireの設置を将来的に考えていることを記載しました。
↓ecosmartfireへの思いを書いた記事はこちら
ecosmartfireを設置する場合、設置を想定している壁をふかすことを想定しているのですが、
せっかくふかした壁をecosmartfireの設置だけに利用するともったいないかも?と思い、空いたスペースに趣味のギターのアンプを収納庫を作り、その収納庫に直接アンプのコンセントを接続してすぐにギター弾けたら最高だな・・・と妄想が広がり・・・
ということで、将来eco smartfireを検討している壁に、今のうちにコンセントを設置しておくことにしました。
いやはや、コンセント位置を必要十分に検討するのは難しいですね。
それでは。
テイストの変化を楽しむ~主寝室・トイレ編
今日もお疲れ様です。
都内勤務のサラリーマン、ヨージです。
前回に引き続き、内装検討の終盤戦。
本日は変化を意識した客間に続いて、主寝室・トイレについて記載します。
ヨージ家のコンセプトは「眺望を活かす」と「開放感」です。
↓海が見える家の最新間取りが記載された記事はこちら
夜を意識した主寝室のクロス
さて、いよいよ主寝室の内装検討です。
主寝室はこれまでの記事でも色々な要望を詰め込んだ場所です。
【これまでの主寝室に関する要望たち】
- 1階から最も眺望がよく見える間取り配置
- 大きなWIC⇒洗面室に直接繋がる導線間取り
- 大きな窓に向かって垂直なベッド配置
- ベッド・鏡は持込予定の家具あり(ウォールナット系)
- ベッドヘッドには間接照明を設置
- 夜のライトアップした庭木鑑賞のためにグレアレスダウンライトを設置
- etc...
こういった要望たちと整合させて、最後にクロスを決定します。
メインクロスは庭木を意識して選択
主寝室のメインクロスをする際に意識したのは、
客間編でも記載した
「夜に外のライトアップした庭木をきれいにみるために、
できるだけ部屋の中を窓に映りこませないためにクロスも暗めがベター」
という部分。主寝室も庭の広いエリアに面する部屋となるため、
クロスも暗めの色を選択しよう、グレーを選択しました。
一方、主寝室は真っ白になるようにコーディネートした
玄関ホールから繋がる部屋ということで、もちろん扉の色は白。
あまりにも暗いグレーにしてしまうとアンバランスだな・・・と考えて、
適度な暗さのグレーにしました(品番:TH30077)
アクセントクロスでメリハリを
主寝室は1階の中では最も広めの部屋として間取りを計画して
ゆとりをもって落ち着ける空間にしたい・・・という気持ちがありました。
ただ、せっかく広めの部屋なので、メインクロス1色だとつまらないな・・・と思ってしまい、せっかくなのでアクセントクロスを採用したくなりました(笑)
ちょうど、ベッドヘッド側シューズボックスを設置するために凸となっている場所があり、アクセントに最適だと考えました。
あまりにもビビッドな色を配置すると落ち着かなくなりそうだと思ったので、
ブルーグリーン系のクロスを選択(品番:TH30071)
(赤はドキドキする、黄色は注意喚起の色、とかよく聞くので)
↓3Dイメージ。あまりブルーグリーン系に見えないですね(苦笑)
選択したクロスは少しキラキラした糸が利用されていて、
サンプルで見た時は派手すぎるかな・・・と思いましたが、
実際に広い面に貼ってみると全然キラキラは気にならず。
やはり、貼る面積によってクロスの印象は変わるので難しいですね。。。
遊びを意識した2か所のトイレ
海が見える家は1階と2階それぞれにトイレを配置しています。
トイレは独立した空間なので、アクセントを入れやすいと思い、メインクロスを採用したエリアから変化を持たせたいと思っていました。
また、1階は家族用、2階は来客が利用することも意識して内装を検討したいと考えていました。
2階のトイレは床材でアクセント
時は遡り、2階のキッチンの床材を検討した際。
採用した「東リのロイヤルストーン」のパンフレットを見ていた妻が、
「ロイヤルストーン・ヘキサ」という種類が気になっていた様子。
IC(インテリアコーディネーター)さんにどこかで採用できないか聞いてみたところ、
「少し施工が割高になるかもしれないですね・・・」
とコメント頂いていました。
ただ、トイレという限られたスペースであれば、多少割高になってもそこまでコストインパクトないのでは?ということで、採用(品番:PST2037)を決めました。
床材にアクセントが来ることになったので、クロスはシンプルに。
三菱地所ホームオリジナルのクロスからチャコール系の色を選択しました。
1階のトイレは唯一の柄クロスにチャレンジ
ここまでの検討で海が見える家には柄の入ったクロスが採用されていませんでした。
コロナの影響でクロス検討のタイミングでショールームに伺うことができず
サンプルサイズで柄のクロスを選択するのはハードルが高い・・・と感じていたためです。
ただ、せっかくなら、ということで
失敗しても影響範囲が少なそうな、
家族利用のみを想定した1階トイレで採用することにしました。
一方、1階のトイレは、5角形の家という構造の都合上、
変な形の上に、少し狭め。
↓1階間取りは左図。
扉に対して変な形のトイレ。トイレットロールの配置も難しかった(笑)
そのため、取替用トイレットペーパーを置く収納を設置するエリアが限られており。
サンワカンパニーのミラー収納を壁付けにすることにしました。
こちらのミラー収納があることも踏まえて、
クロスはそこまでビビッドにせずになじむような柄を選択。(品番:TH30656)
床材は1階玄関ホールからのつながりを少しだけ意識して
洗面ルームと同じ東リのロイヤルストーン(品番:PST2020)を選択しました。
海が見える家では2階はしっかりお金をかけるかわりに、
トイレはこれまで優先度低でこだわりもなかったのですが、
内装検討を経て、変化を加えたことで
入居後お気に入りの空間となり、思い入れができています。
トイレのような狭い空間(海が見える家では洗面スペースすら無い)では、
あまり内装検討に3Dマイホームデザイナーも活用できなかったのですが、
実際に出来上がりをみて入居してみると、
自分で好きなものでコーディネートされた空間はやっぱりうれしくて、
注文住宅ならではだな、と思いました。
それでは。
テイストの変化を楽しむ~客間編
今日もお疲れ様です。
都内勤務のサラリーマン、ヨージです。
前回までに1階については
玄関ホールとそれにつながる導線をメインクロスの白寄りのグレーで合わせましたが、
扉を付けた先の各個室については少し変化を付けました。
本日はそのうち、客間について記載します。
ヨージ家のコンセプトは「眺望を活かす」と「開放感」です。
↓海が見える家の最新間取りが記載された記事はこちら
客間の床材を検討する
客間は将来子どもが増えて子ども部屋が2つ必要になる可能性を想定して、
つくりは洋室にしてリフォームしやすいように設計いただいたのですが、
子どもが増えない限りは客間として利用するため、内装は和室っぽく、
畳を敷きたいと考えていました。
IC(インテリアコーディネーター)さんに
「おしゃれな和室の施工事例でよく見かける
正方形の格子柄みたいな畳がいいんですけど・・・」
と相談すると、
「あれ、実際には同じ色の畳を敷き詰めているのですが、
市松模様のように見えるんです。おもしろいですよね。」
とのこと!
ヨージがイメージしていた畳は畳縁のない半畳タイプのもの。
実際の畳は琉球畳というそうですが、
ICさんにお勧めされたのはDAIKENのインテリア畳で色バリエーションもたくさんありました。
通常の畳だと気になりそうな水やダニなども対策されており、耐久性もあるとのこと。
いいな、と思いつつ、ふと前にアドヴァンショールームでみて気になっていた床材のことが思い浮かびました。
BOLONという水に強く耐久性がすごいという床材です。
見た目も超カッコイイ!と思って印象に残っていたので、
この床材の採用可否についてICさんに相談してみると、
「採用はできるのですが、施工費が結構高いと思います・・・」
な、なるほど。
ということで、客間に施工費を大量にかけれるほど予算の残されていない海が見える家でのBOLON採用は却下。
ICさんにお勧めいただいた通り、DAIKENのインテリア畳を採用しました。
客間はクロスでテイストの変化を楽しむ
クロスのサンプルブックを確認しながら、和室のイメージを膨らましていると、
黒の和紙っぽいクロスがかっこいいな・・・と目に留まりました。
エントランスが真っ白なので、
あえて客間は真っ黒にしたら変化があっていいかも?
と思ったこと。
また、以前の記事で「庭木を部屋から見たい部屋の照明計画」を考えた時に、
”客間”もその対象エリアとしていたのですが、
参考にしていた本で、
夜に外のライトアップした庭木をきれいにみるために、
できるだけ部屋の中を窓に映りこませないためにクロスも暗めがベター、
ということが書いてあったこともあり。
客間のクロスは黒をベースに考えることにしました。
客間の建具とカーテンでコーディネートする
クロスが黒で和室としてはかなり個性的なので、
周辺の建具や畳の色を柔らかくして、落ち着いた雰囲気にコーディネートしたいと考えました。
畳はグリーン系で、「清流16若葉」という色に。
建具はメープル系の色にしました。(三菱地所ホームオリジナル)
↓3Dイメージ。素人作成なので、クオリティはご容赦を。
ちなみに、和室は庭に出る導線を確保するために掃き出し窓を採用していたのですが、
隣家に接しているのでプリーツスクリーンを設置することを想定して、
最終的なカラーバランスを整えた方がいいな・・・と思い。
畳や建て具と合わせてプリーツスクリーンも暖色系を選択することを想定。
照明計画で吊押入れ下に間接照明を設置することにしていたので、
吊押入れ下はインテリア小物を飾ることを想定して、
プリーツスクリーンで想定している色味に合わせたアクセントクロスを選択。
畳両端の余りのスペースはタモ材のフローリングを採用しました。
真っ白なエントランスとのつながりを意識する
和室は真っ白でつくったエントランスに繋がっている部屋なので、
当然入口の引き戸扉は白です。
客間のクロスは黒なので、扉だけ白くなるのも変だな、と思いました。
ということで扉側の壁は一面メインクロスと同じ白寄りのグレーのクロスを採用。
逆アクセントクロス!になって、かっこいいな、と思ったのと、
畳やその他床材、建具、プリーツスクリーンを暖色系でそろえたので、
ヨージ的にはそんなに色の違和感がないイメージになりました。
ICさんはヨージの一連の客間のカラーコーディネートの様子を見て、
「ヨージさんは一般的な和室の雰囲気では満足できないんですね・・・」
と言っていましたが・・・。
日常的に利用しない空間で遊びの要素を入れる
客間は日常的にヨージが直接利用することを想定していないので、
はじめはあまりこだわりがなかったのですが、
考えるうちにあれよあれよと思いが詰まった空間に。
- 照明計画
- 外構計画(特に庭木や照明)
- 床材
- クロスや建具の色・種類
- カーテンのイメージ
- etc...
等々。トータルバランスを踏まえつつ内装を確定していきました。
日常的に利用しない空間だからこそ、
遊びの要素を入れてテイストの変化が楽しむのもいいな、と思いました。
実際に居住している今はかなりお気に入りの部屋になって
毎日客間から庭を愛でています(笑)
それでは。
真っ白なエントランスホールを考える
今日もお疲れ様です。
都内勤務のサラリーマン、ヨージです。
前回までにメインクロス+2階LDKのアクセントクロスが確定した海が見える家。
本日は1階エントランスから繋がる各導線の内装検討について記載します。
ヨージ家のコンセプトは「眺望を活かす」と「開放感」です。
エントランスを真っ白にこだわる
これまでの記事にも記載してきた通り、
ヨージは玄関入ったときに開放感を感じたい・・・と
エントランスについては数々の工夫を設計士さんにお願いしてきました。
【エントランスに関するこれまでの要望たち】
- エントランスと広く感じられるように間取りを変更
- 上記と同様の理由で階段をスケルトン階段に変更
- メインクロスを白にする
- 玄関ポーチ+土間+玄関ホールがすべて同じタイルにする
等々・・・
ここまで建物面積40坪そこそこのサラリーマンが建てる家でも、
できるだけエントランスを広く・開放感を感じられるように!と
こだわってきたので、
「いっそのこと、
全部白にして無機質なエントランス
にしたらホテルライクな感じでおしゃれになるんじゃないか?」
と考えました。
玄関から見えるものはすべて白にする
そんなこんなで白にすることを決めたものたちをご紹介します。
シューズボックス
以前の記事でも紹介しましたが、ヨージは靴収集が趣味のため、
海が見える家は玄関はいってドーンとでかいシューズボックスが並びます。
EIDAIの白(ツヤなし)のシューズボックスを選択して
壁紙となじむようにしてもらいました。
扉(建具)
建具は基本、
三菱地所ホームオリジナルのものから選択させていただきました。
白だと木目柄のはいったものと、単色白から選択できたのですが、
ショールームをめぐって実際の建具を見つつ検討した結果、
木目調の白デザインの扉でお願いすることにしました。
洗面カウンター&洗面ボウル
玄関で靴を脱いで廊下に上がるとすぐに洗面台が見えます。
洗面ルーム入り口はもちろん扉(引き戸)があるのですが、
普段はあまり引き戸を閉める想定がなく、開けておく予定だったので、
ここもエントランスからのつながりを意識して白で統一したいと考えました。
【1階の間取り】
洗面台はサンワカンパニーのセミオーダーカウンター(もう販売終了したかも?)を利用して造作したのですが、このカウンターと洗面ボウルも白を選択しました。
洗面ルームのクロス
洗面ルーム内のクロスもエントランスからのつながりを意識して白に合わせました。
基本的にはメインクロスを利用しつつ、
洗面カウンターを設置する突き当りの壁は
水撥ねなどを意識してタイルにするかクロスにするか悩んだものの、
選択する色は基本白にしたいと考えました。
↓3Dイメージ。素人作成のため、クオリティはご容赦を。
洗面ルームの床
洗面ルーム内の床は、上記の3Dイメージみたいに、
玄関ホールのタイルとつなげられれば理想どおりでしたが、
そこまで予算が持たなかったので(苦笑)、
洗面ルームの引き戸扉の見切りから床材を
可能な限り玄関ホールのタイルと色味や柄の近い東リのロイヤルストーンに切り替えました。
土間+玄関ホールを同じタイルでつなげる
エントランスの開放感を求めて白・白・白と内装を統一してきたところで。
これまでずっと憧れてイメージしてきた
玄関ポーチ+土間+玄関ホールがすべて同じタイル
の部分について、詳細の仕様を検討しました。
タイルの貼る方角
そもそもこの要望をしたきっかけはインターネットでみた素敵な施工事例で、
タイルが土間⇒玄関ホールがまっすぐつながっているイメージでした。
しかし、海が見える家は「五角形」という形であるがゆえにエントランスがまっすぐにならないため、これが実現できない。
土間のタイルは玄関ポーチからのつながりで玄関扉に対して垂直に貼りたいし、
玄関ホールは洗面ルーム方向を長手に貼りたいと思うと、方角が合いません。
↓3Dイメージ。タイルの方角がずれる・・・
上がり框
3Dイメージには表現できていないですが、
玄関には「上がり框」といわれる部分があり、
これが土間と玄関ホールで方角がずれることによってうまくつながらない、
ということも発覚しました。(涙)
やむなく海が見える家で選択したタイルの中で
最も大きいサイズのタイルを利用してタイルが貼り合わさる部分を減らし、
少しでもタイルの方角がそろっていない部分を目立たなくするように工夫いただきました。
タイル目地
海が見える家を検討しているときはそこまで気にしていなかったのですが、
玄関ポーチ+土間+玄関ホールを同じタイルにしたい!と要望した時に、
同じタイルとはいえ、
屋外用のタイルと室内用のタイルで表面の加工が違う(屋外用のタイルは表面がざらざら)という話は理解していたのですが、
実は目地の色(種類?)も違ったようです。
実際施工された海が見える家では、
やはり目地の色合いが土間と玄関ホールで微妙に違うので
玄関ポーチ+土間+玄関ホールを同じタイルでつなげたい!という要望も
なかなかハードルが高かったんだな、と思ったのが印象でした。
それでは。